青い空と緑の芝が広がるハワイでのゴルフ、考えるだけで心が躍ります。
しかし、その計画の中で「愛用のゴルフクラブをどうやって持っていこう?」という疑問が浮かぶ方も多いのではないでしょうか。
「ゴルフバックを郵送するにはどうしたらいいですか?」あるいは「そもそも国際線にゴルフバッグは送れますか?」といった具体的な悩みから、国際郵便局のEMSを利用して送る方法、航空会社の手荷物としての持ち込み、それぞれの料金や手続きの違いまで、気になる点は多岐にわたります。
たとえゴルフクラブが飛行機で1本だけという特殊なケースであっても、最適な輸送手段を見つけたいものです。
この記事では、ハワイへのゴルフクラブ郵送に関するあらゆる疑問に答え、あなたが安心してプレーに臨めるよう、最適な方法を多角的に解説していきます。
ポイント
- ハワイへゴルフクラブを送る際の具体的な方法
- 郵送と飛行機での手荷物の料金やメリット・デメリット
- 大切なクラブを破損から守るための梱包のコツ
- 状況に応じた最適な輸送手段の選び方
ハワイへのゴルフクラブ郵送、主な方法と疑問点
- ゴルフバックを郵送するにはどうしたらいいですか?
- 国際線にゴルフバッグは送れますか?
- 国際郵便局からEMSで送る方法と料金
- 航空会社の手荷物として預けるのが基本
- 空港宅配サービスの活用で、空港までの移動を快適に
ゴルフバックを郵送するにはどうしたらいいですか?

海外へゴルフバッグを持っていく方法は、大きく分けて2つあります。
一つは国際宅配便や郵便サービスを利用して事前に現地へ発送する方法、もう一つは飛行機に乗る際に受託手荷物として預ける方法です。
事前に発送する方法は、空港での手続きの手間が省け、身軽に移動できるメリットがあります。
日本郵便の「EMS(国際スピード郵便)」や、民間の国際宅配便サービスがこれにあたります。
ただし、一般的に費用が高額になりがちで、送り先のホテルやゴルフ場が荷物の受け取りに対応しているか事前の確認が必要です。
一方、飛行機の手荷物として預ける方法は、多くの航空会社で追加料金なし、あるいは比較的安価な料金で運べるため、最も一般的で経済的な選択肢と言えるでしょう。
この方法が多くのゴルファーに選ばれているのには、コストパフォーマンスの高さという明確な理由があるのです。
それぞれの方法にメリットとデメリットがあるため、ご自身の旅行プランや予算に合わせて最適な手段を選ぶことが重要になります。
国際線にゴルフバッグは送れますか?

はい、もちろん国際線でゴルフバッグを送ることは可能です。前述の通り、その手段は主に2つに大別されます。
一つ目の方法は、ゴルフバッグを「品物」として、日本郵便(EMS)や国際宅配便業者に依頼して輸送することです。
この場合、ゴルフバッグは無人の貨物として飛行機に載せられ、指定した現地の住所(ホテルやゴルフ場など)まで届けられます。
通関手続きなどが必要になり、ご自身とは別のタイミングで現地に到着します。
二つ目の方法は、ご自身が飛行機に搭乗する際に「手荷物」として一緒に持っていく方法です。
具体的には、空港のチェックインカウンターでスーツケースなどと一緒に「受託手荷物」として航空会社に預けます。
ゴルフバッグは目的地に到着後、ターンテーブルで受け取ることになります。
ほとんどのゴルファーがこの方法を選択しており、手続きも簡単で追加費用がかからないケースが多いため、海外ゴルフの際のスタンダードな方法となっています。
輸送方法の主な選択肢
- 貨物として送る:国際郵便(EMS)や国際宅配便を利用。身軽に移動できるが、費用が高く手続きが煩雑な場合がある。
- 手荷物として運ぶ:搭乗する飛行機に預ける。最も経済的で一般的。
国際郵便局からEMSで送る方法と料金

日本郵便のEMS(国際スピード郵便)を利用すれば、郵便局からハワイのホテルやゴルフ場へ直接ゴルフバッグを送ることが可能です。
自宅近くの郵便局から発送できるため、空港まで重いゴルフバッグを運ぶ必要がないという大きなメリットがあります。
手続きとしては、郵便局で専用のラベル(送り状)とインボイス(税関告知書)を作成し、荷物に貼り付けて発送します。
インボイスには、内容品(Used Golf Clubsなど)とその価格を正確に記入する必要があります。
しかし、この方法にはデメリットも存在します。
最も大きなものが料金です。
ゴルフバッグほどの大きさと重さ(例:15kg)の荷物をハワイ(米国)へ送る場合、料金は2万円以上になることが多く、場合によっては5万円を超えることもあります。
これは、飛行機の手荷物として預ける場合に比べて格段に高額です。
また、配達には数日から1週間程度の日数がかかるため、プレー日に間に合うよう余裕を持って発送しなければなりません。
さらに、海外のゴルフ場では日本のように荷物の発送サービスが整備されていない場合が多く、帰国時に再び市街地の郵便局や宅配便営業所までゴルフバッグを自分で運ぶ手間が発生する可能性も考慮しておく必要があります。
EMS利用の注意点
EMSは便利ですが、高額な送料と発送・受け取りの手間が大きなデメリットです。
特に往復で利用すると費用は相当なものになります。
利便性とコストを比較検討し、本当にこの方法が最適か慎重に判断することが求められます。
航空会社の手荷物として預けるのが基本

海外でゴルフを楽しむ際、ゴルフクラブの輸送方法として最も基本的かつ推奨されるのが、搭乗する飛行機の受託手荷物として預ける方法です。
その最大の理由は、費用の安さにあります。
JALやANA、デルタ航空といった主要な航空会社(LCCを除く)のエコノミークラスでは、国際線の場合、規定のサイズと重量内であればスーツケースとは別に、2個目の手荷物としてゴルフバッグを追加料金なしで預けられるケースがほとんどです。
例えば、多くの航空会社では「23kg以内の手荷物を2個まで無料」といった規定を設けています。
一般的なゴルフバッグはフルセットでも23kgを超えることは稀なため、この無料枠に収まります。
つまり、事前に高額な送料を払って郵送する代わりに、実質無料で愛用のクラブをハワイまで持っていくことができるのです。
この手軽さと経済性が、多くのゴルファーに支持されている理由です。
空港宅配サービスの活用で、空港までの移動を快適に

飛行機の手荷物としてゴルフバッグを預けるのが最も経済的だと分かっていても、多くの方が悩むのが「自宅から空港までどう運ぶか」という問題です。
特に電車やバスなどの公共交通機関を利用する場合、大きくて重いゴルフバッグの持ち運びは大変な負担になります。
その悩みを解決してくれるのが、「空港宅配サービス」です。
これは、ヤマト運輸やJALエービーシーといった宅配業者が提供するサービスで、出発前に自宅からゴルフバッグを発送し、当日に空港で受け取れるため、道中の移動を非常に快適にしてくれます。
空港宅配サービスの利用フロー
サービスの利用から空港での手続きまでの流れは、主に以下の4ステップです。
- Webサイトや電話で集荷を依頼:利用したい宅配会社の公式サイトなどから、集荷の日時と場所を指定して申し込みます。
- 出発の2〜3日前に荷物を発送:プレー日に間に合うよう、指定された日にドライバーにゴルフバッグを引き渡します。
- 出発当日、空港のカウンターで受け取り:空港に到着後、指定された宅配便カウンターへ行き、発送しておいたゴルフバッグを受け取ります。
- 航空会社のカウンターで預ける:受け取ったゴルフバッグを、利用する航空会社のチェックインカウンターへ持っていき、スーツケースなど他の荷物と一緒に受託手荷物として預け、手続きは完了です。
空港宅配の費用とメリット
料金は片道2,000円〜3,000円程度が目安で、往復割引が適用されることもあります。数万円かかることもある国際郵便に比べれば非常に安価です。このサービスを活用することで、郵送サービスのような手軽さと、受託手荷物の経済性を両立させることが可能になります。
【発展編】JALエービーシー「手ぶら宅配サービス」
一部の航空会社(JAL国際線など)では、自宅から発送した荷物を日本の空港で受け取ることなく、ハワイの到着空港のターンテーブルで直接受け取れる「手ぶら宅配サービス」も提供されています。これは空港での手間も省ける非常に便利なサービスですが、利用できる航空会社や便が限られるため、公式サイトでの事前確認が必須です。
飛行機でのハワイへのゴルフクラブ郵送が現実的
- 自分のクラブを手荷物で送るメリット
- ゴルフクラブ1本を飛行機の国際線で運ぶケース
- 破損を防ぐための梱包のポイント
- 現地でのレンタルクラブという選択肢
自分のクラブを手荷物で送るメリット

海外ゴルフにおいて、レンタルではなく自分のゴルフクラブを持参することには、スコアメイクと満足度の両面で大きなメリットがあります。
最大の利点は、使い慣れたクラブでプレーできる安心感です。
ゴルフはメンタルなスポーツであり、クラブに対する信頼感はショットの成否に直結します。
特に、日本とは芝の種類や風の強さが異なるハワイのコースでは、ただでさえ通常とは違う環境でのプレーを強いられます。
そのような状況で初めて使うレンタルクラブでは、距離感やフィーリングが合わず、本来のパフォーマンスを発揮できない可能性があります。
また、レンタルクラブが必ずしも高品質とは限りません。
最新モデルが揃っていることもあれば、古く使い込まれた寄せ集めのセットである可能性も否定できません。
せっかくの名門コースを回る機会に、クラブが原因で悔しい思いをするのは避けたいところです。
やはり自分のクラブが一番ですよね。ボールの飛び方や打感など、体に染みついた感覚は何物にも代えがたいです。
愛用のクラブと共に海外のコースに立つことで、旅の思い出も一層深いものになりますよ。
費用面でも、1ラウンドあたり50ドル以上かかるレンタル料を考えると、2ラウンド、3ラウンドとプレーする予定なら、受託手荷物として無料で運べる自前のクラブの方が結果的に経済的です。
これらの理由から、多くのゴルファーが多少の手間をかけてでも自分のクラブを持参することを選んでいます。
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ゴルフクラブ1本を飛行機の国際線で運ぶケース

「セットではなく、お気に入りのドライバーやパターを1本だけ持っていきたい」と考える方もいらっしゃるかもしれません。
このような「ゴルフクラブ1本」を国際線で運ぶケースは少し特殊です。
まず、機内への持ち込みは基本的にできません。
ゴルフクラブは長い棒状であり、保安検査上「凶器となりうるもの」と判断されるため、客室内には持ち込めません。
そのため、1本であっても受託手荷物として預ける必要があります。
この場合、クラブが輸送中に曲がったり折れたりしないよう、頑丈なケースに入れることが不可欠です。
釣竿用のハードケースや、専用の輸送用チューブなどが選択肢となりますが、そのケース自体が航空会社の規定するサイズ(3辺の和など)を超える場合は、「長尺手荷物」や「スポーツ用品」としての特別な扱いとなり、追加料金が発生する可能性があります。
結論として、ゴルフクラブ1本だけを運ぶのは、梱包の手間や追加料金のリスクを考えると、あまり現実的ではありません。
もし数本だけ持っていくのであれば、小さなハーフバッグなどにまとめて、通常のゴルフバッグと同様に預ける方が合理的と言えるでしょう。
破損を防ぐための梱包のポイント

大切なゴルフクラブを無事に現地まで運ぶためには、輸送中の衝撃から守るための適切な梱包が極めて重要です。
飛行機の手荷物は、必ずしも丁寧に扱われるとは限らないため、事前の対策が欠かせません。
ゴルフクラブの梱包・保護術
以下のポイントを実践することで、破損のリスクを大幅に減らすことができます。
- トラベルカバーの使用:ゴルフバッグ全体を覆う専用の「トラベルカバー」は必須アイテムです。衝撃吸収性に優れたクッション材入りのソフトタイプや、保護性能が最も高いハードタイプがあります。
- ヘッドカバーの装着:ウッドやユーティリティはもちろん、アイアンにも1本ずつヘッドカバーを装着するのが理想です。これにより、クラブ同士がぶつかって傷つくのを防ぎます。
- 隙間を埋める:バッグの中でクラブがガタガタと動かないよう、ヘッド周辺の隙間にタオルや衣類、エア緩衝材(プチプチ)などを詰めて固定します。クラブ全体を大きなタオルで包んでからバッグに入れるのも効果的です。
- ドライバーの保護:最も長く折れやすいドライバーは特に注意が必要です。ヘッドとシャフトの連結部分に負担がかからないよう、他のクラブより少し短くなるように工夫して収納するか、専用の補強具(キャディバッグサポートプロテクターなど)を使用すると安心です。
これらの対策をしっかりと行うことで、現地でバッグを開けたときにがっかりするような事態を防ぎ、気持ちよくプレーを開始できます。
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現地でのレンタルクラブという選択肢

これまで自分のクラブを持参する方法を中心に解説してきましたが、もちろん現地でレンタルクラブを利用するという選択肢もあります。
特に、以下のような場合にはレンタルが有力な選択肢となり得ます。
- とにかく身軽に旅行したい:荷物の梱包や輸送の手間を一切なくしたい方。
- プレーが1回だけ:旅行の主目的がゴルフではなく、1ラウンドだけ軽く楽しみたい場合。
- 最新クラブを試したい:一部の高級ゴルフ場では、有名メーカーの最新モデルをレンタルできることがあります。購入を検討しているクラブを試す絶好の機会になるかもしれません。
ただし、デメリットも考慮する必要があります。ハワイのゴルフ場でのレンタル料金は、1ラウンドあたり50ドル〜80ドル程度が相場であり、決して安くはありません。
また、前述の通り、クラブが自分に合わなかったり、品質が期待外れだったりするリスクも伴います。
自分のクラブを持参する手間やコスト(空港宅配便代など)と、現地でのレンタル料金や利便性を天秤にかけ、ご自身の旅のスタイルに合った方を選ぶと良いでしょう。
まとめ:最適なハワイゴルフクラブ郵送計画
ハワイへのゴルフクラブ輸送について、様々な角度から解説してきました。最後に、この記事の要点をリスト形式でまとめます。あなたのゴルフ旅行計画の最終チェックとしてご活用ください。
- ハワイへゴルフクラブを運ぶ主な方法は「国際郵便での郵送」と「飛行機の手荷物」
- 国際郵便やEMSは費用が高額(数万円)になるため一般的ではない
- 最も経済的で推奨される方法は飛行機の受託手荷物として預けること
- 主要航空会社では規定内であれば追加料金なしでゴルフバッグを預けられる
- 自宅から空港までは「空港宅配サービス」を利用すると移動が楽になる
- 空港宅配の料金は片道2,000円〜3,000円程度が目安
- 自分のクラブでプレーすることはスコアと満足度の向上につながる
- 輸送中の破損を防ぐためトラベルカバーと緩衝材による梱包は必須
- アイアンにもヘッドカバーを付けると傷防止に効果的
- クラブ1本だけを運ぶのは梱包や料金面で現実的ではない
- 現地でのクラブレンタルは身軽だが1ラウンド50ドル以上と割高
- 最新モデルを試せるというレンタルのメリットもある
- 総合的に判断すると空港宅配と受託手荷物の組み合わせが最もバランスが良い
- 旅行の目的やプレースタイルに応じて最適な方法を選ぶことが重要
- 出発前に利用する航空会社の手荷物規定を公式サイトで必ず確認する
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