憧れのハワイでの結婚式。青い海と空に祝福される最高の瞬間を、大切な友達や家族と一緒に迎えたいと考えるのは自然なことです。
しかし、その一方で「ハワイで結婚式をする際の友達や家族の費用はどうすればいいの?」「友達を何人招待すればよいのだろう?」といった、お金にまつわる悩みは尽きません。
特に旅費の問題は大きく、ハワイ挙式でゲストの交通費は負担ですか?と直接聞かれる前に、スマートな誘い方を心得ておきたいものです。
また、親族のみで執り行う場合の費用感や、参列者の服装の案内、さらには「お車代がもらえなかった」といった後々のトラブルを避けるための配慮も必要になります。
ゲストに迷惑をかけたくないという気持ちと、お祝いしてほしいという気持ちの間で揺れ動くこともあるでしょう。
万が一、招待を断る友人がいた場合の心構えも大切です。
この記事では、そんなハワイ挙式におけるゲストとの費用分担やマナーについて、あらゆる角度から徹底解説します。
ポイント
- ゲストの旅費やご祝儀に関する様々な考え方
- 招待する際のスマートなマナーと具体的な伝え方
- ゲストとの人間関係を損なわないための注意点
- 費用や準備に関する悩みを専門家に相談するメリット
ハワイで結婚式!友達・家族の費用負担とマナー
- 友達を何人招待すればよい?
- ゲストへのスマートな誘い方とは
- ハワイ挙式でゲストの交通費は負担?
- 費用は親族のみの場合どうなる?
- 旅費は誰がどこまで負担するのか
- 参列者の服装、ドレスコードの伝え方
友達を何人招待すればよい?

ハワイ挙式に友達を何人招待するかについて、明確なルールは存在しません。
実際には、両親と兄弟姉妹といったごく近しい親族のみを招待するケースが最も多いようです。
しかし、親しい友人に囲まれて賑やかな式を挙げたいと考えるカップルも少なくありません。
友人を招待する一番のメリットは、一生に一度の晴れ舞台を直接祝福してもらえることです。
親しい友人が参列してくれることで式は華やかになり、お揃いの衣装で協力してもらう「ブライズメイド」や「アッシャー」を頼めば、より一層思い出深いものになるでしょう。
挙式後に一緒にハワイ観光を楽しむ時間も、かけがえのない思い出になります。
一方で、デメリットはやはり費用面です。
招待する友人の数が多くなれば、その分おもてなしにかかる費用も増えます。
また、海外挙式はまとまった休暇と費用が必要になるため、招待してもすべての友人が参加できるわけではない、という点も考慮しておく必要があります。
招待人数の考え方
まずは予算を明確にし、その範囲内でおもてなしができる人数を考えましょう。
誰に声をかけるか迷う場合は、「この人になら旅費を自己負担でお願いしても、快く検討してくれるだろう」と思える、本当に親しい間柄の友人に絞って招待するのが一般的です。
ゲストへのスマートな誘い方とは

ハワイ挙式にゲストを招待する際、最も重要なのは費用に関する情報を正直かつ早めに伝えることです。
ゲストにとって、旅費を自己負担するかどうかは出欠を判断する上で最大の要因となります。
そのため、招待の打診をする最初の段階で、費用負担について明確に伝えましょう。
費用負担をお願いする場合の伝え方
旅費をゲストに負担してもらう場合は、ご祝儀を辞退する旨をセットで伝えるのがマナーです。
招待状や連絡の際に、以下のような一文を添えると丁寧な印象を与えます。
招待状の文例
「誠に恐縮ながら、渡航費や宿泊費はゲストの皆様にご負担をお願いしております。つきましては、お祝いのお心遣い(ご祝儀)は謹んでご辞退申し上げます」
「ハワイでの挙式となりますため、旅費のご負担をお願いすることになりますが、もしよろしければご参列ください。なお、ご祝儀などのお心遣いはいただきませんので、お気軽にご参加いただけましたら幸いです」
このように、最初から費用負担の範囲とご祝儀辞退の意向を明確にすることで、ゲストは安心して参加を検討できます。
お金に関するデリケートな話だからこそ、聞かれる前に主催者側から伝える心配りが大切です。
ハワイ挙式でゲストの交通費は負担?

結論から言うと、ハワイ挙式において新郎新婦がゲストの交通費を全額負担しなくても、決してマナー違反ではありません。
ある調査では、海外挙式でゲストの旅費を「まったく負担しなかった」カップルが最も多いという結果も出ています。
もちろん、招待する側としては全額負担してあげたい気持ちがあるかもしれませんが、現実的には予算との兼ね合いが大きな課題となります。
そこで、多くのカップルが様々な形で費用負担のバランスを取っています。
主な費用負担の3つのパターン
負担パターン | メリット | 注意点・デメリット |
---|---|---|
新郎新婦が全額負担 | ゲストに金銭的負担をかけず、心から感謝を伝えられる。 | 新郎新婦の費用負担が非常に大きくなる。 招待できる人数が限られる。 |
新郎新婦が一部負担 | 感謝の気持ちを形にできる。 ゲストの負担を少しでも軽減できる。 | 「航空券代のみ」「宿泊費の半額」など、負担範囲を明確に伝える必要がある。 |
ゲストが全額負担 | 新郎新婦の費用負担を抑えられる。 より多くの友人を招待できる可能性がある。 | 必ずご祝儀を辞退する。 挙式後のパーティ費用を負担するなど、別のおもてなしが必須。 |
どのパターンを選ぶにしても、カップル間でよく話し合い、招待するゲストに誤解を与えないよう、事前に負担範囲を明確に伝えておくことが最も重要です。
費用は親族のみの場合どうなる?

招待するゲストを親族のみに絞ることは、ハワイ挙式の費用を抑える上で非常に有効な選択肢です。
友人まで招待範囲を広げる場合に比べて、挙式後のパーティ費用やギフト代などを大きく節約できます。
ハワイまで来てくれる家族や親族には、心からのおもてなしで感謝を伝えたいものです。
友人を招待する場合の費用を節約した分、例えば「両親の旅費や宿泊費を全額プレゼントする」といった形で、特別な感謝を表現するカップルも少なくありません。
また、親族のみの結婚式は、気兼ねなく過ごせるアットホームな雰囲気が魅力です。
家族水入らずでハワイ旅行を楽しむ時間は、結婚式そのものと同じくらい、かけがえのない思い出となるでしょう。
新郎新婦にとっても、準備の負担が少なく、家族との時間をゆっくりと満喫できるというメリットがあります。
親族のみの挙式のポイント
親しい身内だけだからこそ、費用負担の相談もしやすい場合があります。
ただし、親しき仲にも礼儀あり。
旅費などを負担してもらう場合は、ご祝儀を辞退する旨をきちんと伝え、現地での食事会をご馳走するなど、感謝の気持ちをしっかりと形にすることが大切です。
旅費は誰がどこまで負担するのか

前述の通り、ゲストの旅費負担には決まったルールはありませんが、大切なのは「誰が」「どこまで」負担するのかを明確に線引きしておくことです。
交通費(航空券)と宿泊費が大きな割合を占めますが、それ以外にも現地での食事代や移動費、アクティビティ費用なども発生します。
新郎新婦が旅費を負担しない場合でも、ゲストへのサポートは重要です。
例えば、航空券やホテルの手配を代行してあげたり、おすすめのホテルエリアや予約方法を案内したりするだけでも、ゲストは非常に助かります。
特に海外旅行に不慣れなゲストがいる場合は、積極的に手配のサポートを申し出ると親切です。
また、現地でのスケジュールを早めに共有することも忘れてはいけません。
挙式や食事会など、「必ず参加してほしい時間」を明確に伝えることで、ゲストはそれ以外の自由時間の計画を立てやすくなります。
こうした細やかな配慮が、ゲストの満足度に繋がります。
参列者の服装、ドレスコードの伝え方

ハワイ挙式に招待されたゲストが悩むことの一つに「服装」があります。日本の結婚式とはマナーが異なるため、主催者側から具体的なドレスコードを案内してあげるのが親切です。
ハワイの正装は、男性なら「アロハシャツ」、女性なら「ムームー」やリゾート感のあるサマードレスが一般的です。
堅苦しいスーツやフォーマルドレスよりも、現地の気候や雰囲気に合った服装の方が、ゲストもリラックスして過ごせます。
招待状や事前の案内で、「ハワイアンスタイルでお越しください」と一言添えるだけでも、ゲストは服装を選びやすくなります。
ドレスコードで楽しむハワイ挙式
さらに一歩進んで、ドレスコードにテーマを持たせるのもおすすめです。
- 色を統一:「白」や「ブルー」などテーマカラーを決める
- アイテムを統一:お揃いのサングラスや麦わら帽子を準備する
- ブライズメイド&アッシャー:親しい友人にお揃いの衣装をお願いする
統一感のある服装は写真映えも抜群で、結婚式をより一層華やかに演出してくれます。
ハワイで結婚式、友達・家族の費用トラブルを避けるには
- ゲストに迷惑と思われないための配慮
- 上手に断るゲストへの対応方法
- お車代がもらえなかったという不満
- ハワイの結婚式、友達・家族の費用はプロに相談
ゲストに迷惑と思われないための配慮

「ハワイまで来てくれるのだから、最高の思い出をプレゼントしたい」そう思う一方で、良かれと思った言動が、ゲストにとっては「迷惑」と感じられてしまう可能性もあります。
特に、お金と時間に関する配慮は非常に重要です。
例えば、旅費を自己負担でお願いしているにもかかわらず、「ハワイって全部自分で出すんだよね?」と会うたびにお金の話をしたり、「ご祝儀はもらう気?」と催促するような態度を取ったりするのは絶対にNGです。
たとえ冗談のつもりでも、ゲストは不快に感じ、お祝いする気持ちが薄れてしまうかもしれません。
「花嫁様」思考に要注意
結婚式の準備で忙しいと、つい自分たちが主役であるという意識が強くなりがちです。
しかし、ゲストは貴重な時間とお金をかけて駆けつけてくれます。
「お祝いしてもらって当たり前」という態度は避け、常に感謝の気持ちを忘れず、ゲストの立場に立って物事を考えることが、トラブルを避ける上で最も大切なことです。
また、海外旅行に不慣れな友人に対して、服装や持ち物について「自分で調べて」と突き放すのではなく、おすすめのショップを教えるなど、親身に相談に乗ってあげる姿勢が求められます。
断るゲストへの対応方法

ハワイ挙式への招待をしても、仕事の都合や家庭の事情、金銭的な理由などで、参加を断る友人がいるのは当然のことです。
その際に、がっかりした態度を見せたり、理由をしつこく聞いたりするのは避けましょう。
大切なのは、相手の決断を尊重し、「声をかけてくれてありがとう」という気持ちと、「参加できなくて残念」という相手の気持ちに寄り添うことです。
「教えてくれてありがとう!気にしないでね。もし良かったら、日本でやる報告パーティにはぜひ来てほしいな!」
このように、別の形でお祝いしてもらう機会を提案することで、相手も安心できます。
海外挙式に呼べる人数は限られています。
その中で「声をかけてくれた」こと自体を嬉しく思ってくれる友人がほとんどです。
今回の出欠に関わらず、今後の友人関係を大切にするという姿勢を忘れないようにしましょう。
お車代がもらえなかったという不満

新郎新婦側が「旅費は自己負担でお願いする代わりにご祝儀は辞退」という形で案内しても、ゲスト側が必ずしも納得するとは限りません。
特に、ご祝儀の一般的な金額(3万円程度)よりも、ハワイへの旅費(10万円以上)の方がはるかに高額になるケースでは、ゲストが不満を抱く可能性があります。
ゲストの本音としては、「旅費が10万円もかかるのに、ご祝儀辞退は当然。それ以上の何かおもてなしがあってしかるべき」と感じているかもしれません。
3万円相当のパーティ費用を新郎新婦が負担したとしても、ゲストから見れば「まだ7万円以上も自己負担している」という計算になります。
価値観の押し付けは禁物
「自分たちの時は自己負担で参加したから、友達も同じはず」という考えは危険です。
金銭感覚や価値観は人それぞれ。自分たちの常識を相手に押し付けるのではなく、「相手はどう感じるだろうか?」と想像力を働かせることが、人間関係を円満に保つ秘訣です。
旅費の負担をお願いする場合は、パーティでのおもてなしに加えて、お礼のギフトを用意したり、現地でのアクティビティをプレゼントしたりと、感謝の気持ちを多角的に示す工夫が求められます。
ハワイの結婚式、友達・家族の費用はプロに相談

これまで見てきたように、ハワイ挙式で友人や家族を招待するには、費用負担の決め方からスマートな伝え方、ゲストへの細やかな配慮まで、考えなければならないことが数多くあります。
当事者同士で解決しようとすると、知識不足から思わぬトラブルに発展してしまうことも少なくありません。
そこでおすすめしたいのが、海外ウェディング専門のプロに相談することです。
例えば、「トキハナ」のようなウェディング相談カウンターでは、ハワイ挙式のプロフェッショナルが、二人の希望や予算に合わせて最適なプランを提案してくれます。
プロに相談するメリット
- 客観的なアドバイス:費用負担の一般的な相場や、ゲストに失礼のない対応の仕方を教えてもらえる。
- トラブルの未然防止:過去の事例に基づき、起こりうるトラブルとその回避策を具体的に示してくれる。
- 手間と時間の削減:航空券やホテルの手配、現地でのパーティ会場の予約など、面倒な手続きを代行してもらえる。
- 精神的な安心感:ささいな疑問や不安も気軽に相談でき、安心して準備を進められる。
自分たちだけで抱え込まず、専門家の力を借りることが、新郎新婦にとってもゲストにとっても満足度の高い、最高のハワイウェディングを実現するための最も確実な近道と言えるでしょう。
まとめ:最高のハワイ挙式を実現するために
- ハワイ挙式に招待する友人の人数に決まりはない
- 友人を招待すると式は華やかになるが費用は増える
- 招待する際は費用負担とご祝儀について最初に明言する
- ゲストの交通費を全額負担しなくてもマナー違反ではない
- 費用負担には全額負担、一部負担、ゲスト負担のパターンがある
- 親族のみの挙式は費用を抑えアットホームな雰囲気になる
- 旅費を負担しない場合でも手配のサポートは重要
- ハワイの正装はアロハシャツやムームーが一般的
- ドレスコードを事前に案内するとゲストは服装に悩まない
- ゲストの金銭的・時間的負担への配慮を忘れない
- 招待を断られても相手の決断を尊重し今後の関係を大切にする
- ご祝儀辞退だけでは旅費負担に見合わない場合がある
- 自分の価値観をゲストに押し付けないことがトラブル回避に繋がる
- 費用やマナーに関する悩みは自分たちだけで抱え込まない
- 海外ウェディングの専門家に相談するのが最も確実で安心