ハワイでの結婚式にご招待された際、「どんな服装で行けばいいのだろう?」と悩んでしまいますよね。
特にハワイ ウエディングでは、靴選びに頭を抱える方が少なくありません。
この記事では、参列者の靴に関する疑問、例えば「靴のマナーは?」「スニーカーはあり?」といった点から、女性のムームーや男性のスタイル、さらには両親のレンタル事情まで、幅広く解説していきます。
ハワイの開放的な雰囲気を楽しみつつ、しっかりマナーを守って、新郎新婦を心からお祝いするための準備を整えましょう。
ポイント
- ハワイの結婚式における靴の基本マナー
- 立場や服装に合わせた最適な靴の選び方
- ビーチウェディングなどシーン別の注意点
- ドレスコードで失敗しないためのNG例
ハワイウエディング 靴選びの基本と服装マナー
- ハワイウェディングの靴選び:基本マナーと失敗しない3つのポイント
- 服装が女性の場合のドレスに合う靴
- 服装が男性の場合のアロハに合う靴
- 服装がムームーの場合の足元の基本
- カジュアルなスニーカーはあり?なし?
- ビーチでの挙式におすすめの足元
ハワイウェディングの靴選び:基本マナーと失敗しない3つのポイント

ハワイの結婚式はカジュアルなイメージがありますが、お祝いの場にふさわしい靴のマナーはしっかりと存在します。
結婚式は新郎新婦にとって神聖な儀式。
参列者として、TPOをわきまえ、新郎新婦や他のゲストに敬意を払った足元を心がけることが大切です。
最も基本的なルールとして、ビーチサンダルやクロックスのようなラフすぎる履物は避けましょう。
これらは普段使いのアイテムであり、フォーマルな場には適していません。
特に教会(チャーチ)での挙式や、高級レストランでのパーティーでは、ドレスコードによっては入場を断られてしまう可能性もあります。
「じゃあ、具体的に何を選べばいいの?」という方のために、失敗しないための3つのポイントをご紹介します。
このポイントを押さえれば、靴選びで迷うことはありません。
靴選びで失敗しない3'つのポイント
- TPO(式場の格式)を最優先する
まず、招待状で挙式会場の場所と雰囲気を必ず確認しましょう。歴史ある教会や高級ホテルであれば、男性はしっかりとした革靴やローファー、女性は上品なパンプスが最もふさわしいです。
一方で、開放的なガーデンやビーチでの挙式なら、男性はデッキシューズ、女性はウェッジソールのサンダルなど、少しリラックスしたスタイルがその場に馴染みます。 - 服装との統一感を意識する
アロハシャツやムームーといったハワイならではの服装に合わせる際は、靴とのバランスが重要です。ドレスやシャツの色と靴の色を合わせたり、小物の素材感と揃えたりすると、コーディネート全体が洗練された印象になります。 - 履き心地と機能性も考慮する
ハワイでは挙式後にパーティーやアクティビティが続くことも珍しくありません。長時間履いても疲れにくい靴を選ぶと、一日中快適に楽しむことができます。
見落としがちな冷房対策
ハワイは屋外は暑いですが、ホテルやレストランなどの屋内は冷房が強く効いていることが多々あります。
素足にサンダルというスタイルは、人によっては足元から冷えてしまうことも。
冷え性の方は、パーティー会場で履き替えられるパンプスなどを持っていくと安心です。
服装が女性の場合のドレスに合う靴

女性ゲストの服装は、リゾート感あふれるサマードレスやワンピースが人気です。
ハワイの美しい景色に映える、華やかながらも品のあるスタイルが好まれます。
そのような服装に合わせる靴は、全体のコーディネートを左右する重要なアイテムです。
結論から言うと、パンプスや、きれいめのストラップ付きサンダルが最もおすすめです。
ヒールがある靴はフォーマル感を高めてくれますが、ハワイの結婚式では注意点もあります。
ピンヒールは避けた方が無難
ハワイの結婚式では、ガーデンでの写真撮影やビーチでのイベントが含まれることが多くあります。
先の細いピンヒールは、芝生や砂浜にヒールが埋まってしまい、非常に歩きにくくなります。
転倒のリスクもあり危険なので、避けた方が賢明でしょう。
そこでおすすめなのが、ウェッジソールやチャンキーヒール(太めのヒール)のサンダルです。
接地面が広いため安定感があり、芝生の上でも歩きやすいのが特徴です。
スタイルアップも叶えつつ、快適に過ごせるでしょう。
また、ヒールがなくても、ビジューや上品な飾りがついたフラットサンダルやミュールも、ドレスの雰囲気と合っていれば問題ありません。
リラックス感とエレガントさを両立できます。
靴の色は、ドレスやバッグの色と合わせると、コーディネートに統一感が出て洗練された印象になります。
白は花嫁の色とされているため、全身真っ白なコーディネートは避けるのがマナーですが、靴のワンポイントとして取り入れるのは問題ないでしょう。
服装が男性の場合のアロハに合う靴

ハワイウェディングにおける男性の正装といえば、アロハシャツです。
色鮮やかなアロハシャツは、お祝いのムードを高めてくれます。
このアロハシャツスタイルに合わせる靴は、カジュアルすぎず、フォーマルすぎないバランスが重要になります。
最も無難で間違いがないのは、革靴や上品なローファーです。
色は黒や茶色、ベージュなどがアロハシャツやパンツの色に合わせやすいでしょう。
特に、白やベージュのチノパンやスラックスを履く場合は、茶系の革靴を合わせると、爽やかでリゾートらしいコーディネートが完成します。
デッキシューズもおすすめ
もう少しカジュアルダウンしたい場合や、ビーチサイドでの挙式の場合は、デッキシューズも良い選択です。
革靴ほど堅苦しくなく、リラックスした雰囲気を演出しつつ、品位を保つことができます。
一方で、アロハシャツがOKだからといって、足元までカジュアルで良いわけではありません。
前述の通りビーチサンダルはもちろん、一般的なスニーカーも避けるべきです。
あくまで結婚式への参列ということを忘れず、「襟付きのシャツに合わせてもおかしくない靴」という基準で選ぶと失敗がありません。
靴下については、素足でローファーやデッキシューズを履くスタイルもハワイでは一般的ですが、フォーマルな教会での挙式などの場合は、念のため靴に合った色の靴下を着用していくとより丁寧な印象を与えます。
服装がムームーの場合の足元の基本

女性のハワイアンスタイルとして、アロハシャツと対をなすのがムームーです。
ゆったりとしたシルエットで着心地が良く、華やかなデザインが多いムームーは、ハワイの結婚式にぴったりの服装です。
ムームーを着用する場合の足元は、サマードレスの時と同様の考え方で問題ありません。
エレガントなサンダルやミュール、パンプスが基本となります。
ムームーは丈が長いデザインが多いため、足元はあまり見えないと思われがちですが、歩いたり座ったりする際に意外と目に入ります。
ドレスの裾から覗く足元がおしゃれだと、全体の印象がぐっと引き締まります。
ムームーと靴のコーディネート例
- ウェッジソールのサンダル:安定感があり、リゾート感を演出しやすい定番の組み合わせです。
- ストラップ付きのヒールサンダル:足首が固定されるため歩きやすく、女性らしい華奢な印象を与えます。
- ビジュー付きのフラットサンダル:ヒールが苦手な方でも、キラキラした装飾があればパーティーにふさわしい華やかさが出ます。
フットネイルをドレスの色とコーディネートするのも、ハワイならではのおしゃれの楽しみ方です。
ムームーのデザインが華やかな分、靴はベージュやゴールド、シルバーといったシンプルな色を選ぶと、バランスが取りやすいでしょう。
カジュアルなスニーカーはあり?なし?

「歩きやすいスニーカーで参列したい」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、結論から言うと、結婚式でのスニーカー着用は原則としてマナー違反とされています。
スニーカーは日常的なカジュアルアイテムであり、フォーマルな場である結婚式にはふさわしくないと考えるのが一般的です。
たとえそれがレザー素材の上質なスニーカーであっても、他のゲストや親族の中には快く思わない方がいる可能性も考慮すべきでしょう。
ただし、例外的なケースも存在します。
例えば、新郎新婦から「動きやすい服装で!」「足元はスニーカーでお揃いにしましょう!」といった、明確なドレスコードの指定があった場合は、その意向に従うのが最も良い選択です。
そのようなケースでは、お祝いの演出の一つとしてスニーカーが歓迎されます。
もしドレスコードが不明で、スニーカーを履いていっても良いか迷った場合は、必ず事前に新郎新婦に確認するようにしてください。
自己判断で履いていって、当日浮いてしまったり、恥ずかしい思いをしたりするのは避けたいものです。
特に指定がない限りは、フォーマルな靴を選ぶのが、参列者としての心遣いと言えるでしょう。
小さなお子様の場合も、フォーマルな場に慣れるという意味でも、スニーカー以外の靴を用意してあげるのが望ましいです。
ただし、乳幼児で歩き始めたばかりといった場合は、安全を最優先し、履き慣れた靴を選んであげてください。
ビーチでの挙式におすすめの足元

ハワイウェディングの象徴ともいえる、美しいビーチでの挙式。
青い海と白い砂浜を背景にしたセレモニーは格別ですが、足元選びには特に注意が必要です。
前述の通り、ヒールのある靴は砂に埋まってしまい、非常に歩きにくくなります。
ビーチウェディングでは、思い切って裸足になるという選択肢も一般的です。
特に新郎新婦がカジュアルなスタイルを望んでいる場合、ゲストも裸足で参加することで、一体感が生まれます。
砂の感触を楽しみながら、リラックスした雰囲気でお祝いできます。
ベアフットサンダルでおしゃれに
「裸足は少し抵抗があるけれど、おしゃれも楽しみたい」という方には、ベアフットサンダルがおすすめです。
これは履物ではなく、足の甲を飾るアクセサリーのようなもので、アンクレットとトゥリングが繋がったようなデザインです。
素足にきらめきをプラスし、ウェディングにふさわしい特別感を演出しながら、砂浜でも歩きやすいという利点があります。
もちろん、履物を用意する場合もあります。
その際は、脱ぎ履きしやすい装飾付きのビーチサンダルやフラットサンダルが良いでしょう。
挙式の間だけ履き、写真撮影の際には裸足になるといった対応もスムーズです。
男性の場合も、革靴では砂で汚れてしまうため、きれいめなレザーサンダルや、汚れても良いデッキシューズなどを準備しておくと安心です。
いずれにしても、ビーチウェディングに招待された際は、どのような足元が望ましいか、事前に新郎新婦に確認しておくと、当日慌てずに済みます。
親族・参列者別ハワイウエディング 靴のポイント
- 服装は両親もレンタルがおすすめ
- サンダルやミュールを選ぶ際の注意点
- ドレスコードでNGな服装と靴の例
- 後悔しないハワイ ウエディング 靴選びの総まとめ
服装は両親もレンタルがおすすめ

新郎新婦のご両親の服装は、ゲストを迎える立場として、また両家の格を揃えるという意味で非常に重要です。
ハワイの結婚式では、ご両親もゲストと同様に、お父様はアロハシャツ、お母様はムームーを着用するのが最も一般的です。
このアロハシャツやムームーですが、「この日のために購入するのはもったいない」「どんなデザインを選べばいいかわからない」と感じる方も多いでしょう。
そこでおすすめなのが、衣装のレンタルサービスです。
レンタルであれば、購入するよりも費用を抑えられるだけでなく、ウェディングにふさわしい上質なデザインの衣装を手軽に利用できます。
特に、両家で色や柄のテイストを揃えたい場合、レンタルは非常に便利です。事前に相談して、統一感のあるコーディネートを実現できます。
モーニングや留袖は?
もちろん、日本の正装であるモーニングや黒留袖を着用することも間違いではありません。
しかし、ハワイの気候では非常に暑く、ご自身の負担が大きくなる可能性があります。
また、持ち運びや着付けの手配も大変です。
もしモーニングや留袖を着用する場合は、必ず事前に両家で話し合い、服装の格を合わせるようにしてください。
片方がアロハスタイル、もう片方が和装となると、写真撮影の際などにちぐはぐな印象になってしまう可能性があります。
レンタルサービスは、日本国内で事前に予約・試着をしてハワイに持っていくプランと、ハワイ現地でレンタルするプランがあります。
ご自身のスケジュールや希望に合わせて、最適な方法を選ぶと良いでしょう。
サンダルやミュールを選ぶ際の注意点

ハワイウェディングでは、女性の足元としてサンダルやミュールが許容されることが多いですが、選ぶ際にはいくつか注意点があります。
「サンダルなら何でも良い」というわけではなく、あくまで結婚式というフォーマルな場にふさわしい品格が求められます。
まず、デザインについては、カジュアルすぎるものは避けましょう。
ゴム製のビーチサンダルや、普段履きのコルク素材のサンダルなどはNGです。
レザー素材や、光沢のあるエナメル素材、上品なサテン生地など、ドレッシーな印象を与える素材を選びましょう。
バックストラップの有無
ミュール(かかとにストラップがないサンダル)もデザインによってはOKですが、より丁寧な印象を与えたいなら、バックストラップ付きのサンダルがおすすめです。
かかとが固定されることで歩きやすくなるだけでなく、フォーマル度も高まります。
特に格式の高い教会やレストランでは、ミュールが好まれない場合もあるため、ストラップ付きを選んでおくと安心です。
また、ヒールの高さもポイントです。
前述の通り、ピンヒールは避けるべきですが、全くヒールがないフラットなサンダルも、服装によってはラフに見えすぎてしまうことがあります。
3cm〜7cm程度のウェッジソールやチャンキーヒールがあると、スタイルアップ効果もあり、程よいフォーマル感を演出できます。
最終的には、ドレスとのバランスが最も重要です。全身を鏡でチェックして、靴だけが浮いていないか、全体の雰囲気がちぐはぐになっていないかを確認しましょう。
ドレスコードでNGな服装と靴の例

ハワイの開放的な雰囲気に心が躍りますが、結婚式参列者としてのマナーを忘れてはいけません。
ここでは、一般的なハワイウェディングやその後のパーティーでNGとされる服装と靴の具体例をまとめました。
これらを避けるだけで、マナー違反になるリスクを大きく減らすことができます。
カテゴリ | NGとされる具体例 | 理由・注意点 |
---|---|---|
服装(男女共通) | Tシャツ、タンクトップ、ジーンズ、短パン、スウェット、ジャージ、迷彩柄 | これらは普段着であり、フォーマルな場にはふさわしくありません。 特にジーンズや短パンは、高級レストランのドレスコードで入店を断られる代表例です。 |
服装(女性) | 全身白のドレス、露出が過度な服(ミニスカート、胸元が大きく開いた服など) | 白は花嫁の色です。 また、主役である花嫁より目立つ服装や、過度な露出は品位を欠くと見なされます。 |
靴(男女共通) | ビーチサンダル、クロックス、汚れたスニーカー、ゴム草履 | カジュアルすぎる履物は、たとえハワイであっても結婚式にはNGです。 神聖な場への敬意を欠いてしまいます。 |
その他 | 派手すぎるアクセサリー、強い香りの香水 | 主役はあくまで新郎新婦です。 過度な装飾や香りは、周りのゲストへの配慮も必要です。 |
これらの服装は、結婚式だけでなく、挙式後に行われるパーティー会場のドレスコードにも抵触する可能性が高いため、特に注意が必要です。旅行中はリラックスした服装をしたくなるものですが、結婚式当日は、お祝いの気持ちを服装で表現する意識を持つことが大切です。
後悔しないハワイ ウエディング 靴選びの総まとめ
この記事では、ハワイの結婚式における靴の選び方を中心に、服装のマナーや注意点を解説してきました。最後に、後悔しないためのポイントをリスト形式でまとめます。
- ハワイの正装はアロハシャツとムームー
- 靴は服装と挙式会場の雰囲気に合わせることが基本
- ビーチサンダルやクロックスのようなラフな履物はNG
- 男性の靴は革靴・ローファー・デッキシューズが無難
- 女性の靴はパンプスやストラップ付きのきれいめなサンダルがおすすめ
- ピンヒールは芝生や砂浜で歩きにくいため避けるのが賢明
- ウェッジソールや太めのヒールは安定感があり歩きやすい
- スニーカー着用は原則NG、指定がある場合のみOKと考える
- ビーチ挙式では裸足やベアフットサンダルもおしゃれな選択肢
- 両親の服装は両家で事前に話し合い格を揃えることが重要
- アロハやムームーはレンタルサービスを活用すると便利
- 子どもは安全を優先し履き慣れた靴を選ぶ配慮も必要
- 招待状にドレスコードの記載がないか必ず確認する
- 迷った場合は自己判断せず新郎新婦に確認するのが一番確実
- 祝福の気持ちを込めてTPOに合わせた足元を選ぶことが大切