ハワイ到着後、すぐにネットにつながらなくても、ホテル周辺の地図を開けるようにしておきたい。そんなときの備えが、Googleマップの「オフライン マップ」です。
この記事のゴールは、旅行に持っていくスマホへ地図を保存し、出発前に通信なしで開けるか確認すること。Wi-FiやeSIMを選ぶ前でも、すでに使っているGoogleマップで準備できます。
地図は見られても、徒歩・バスのルート案内は別
| したいこと | オフラインでの扱い |
|---|---|
| 保存したエリアの地図を見る | ダウンロード済みの範囲を利用できます。 |
| 車のルート案内を使う | 出発地から目的地まで、ルート全体が保存範囲に入っていることが条件です。 |
| 徒歩・公共交通機関・自転車のルートを調べる | オフラインでは利用できません。 |
| 渋滞や代替ルートを確認する | オフラインの運転案内では表示されません。 |
Google公式の案内は、iPhone・iPad向けとAndroid向けで確認できます。一部の国や地域ではダウンロード自体が制限されます。行き先の範囲を自分の端末で保存できるか、出発前に確かめてください。
また、地図を保存しても情報がリアルタイムになるわけではありません。店の臨時休業や営業時間の変更など、その日の営業状況をオフライン地図だけで判断しないようにしましょう。
ホテルを「お気に入り」に入れただけでは、地図のダウンロードは済んでいません。場所をリストに保存する操作とは別です。Google公式:場所の保存とオフラインエリアの違い
出発前に、必要なエリアを保存する
1.ホテルだけでなく、移動する範囲を決める
まず、旅程から「到着する空港」「泊まるホテル」「行く予定の場所」を確認します。先にGoogleマップでホテルや空港を検索して位置を見ておくと、保存する範囲を決めやすくなります。車の案内にも使うなら、目的地だけでなく、そこへ移動する途中のエリアも含める考え方です。
たとえばホテル周辺だけを保存すると、離れた場所へ出かける日の備えには足りない可能性があります。複数の島に滞在する場合も、島ごとに必要な範囲を確認してください。
2.Googleマップでダウンロードする
ここで使うのはGoogleマップアプリです。iPhoneに標準で入っているAppleの「マップ」とは別なので、開くアプリを確認してください。
自宅などのWi-Fiにつながる場所で、旅行に持っていくスマホを操作します。AndroidはGoogleマップにログインした状態、iPhoneはシークレットモードを使っていない状態で進めます。
- Googleマップを開き、プロフィール写真またはイニシャルをタップ。
- 「オフライン マップ」→「自分の地図を選択」へ進む。
- 地図をハワイの滞在先へ動かし、必要な範囲が枠に収まるよう調整する。
- 表示される必要容量を確認して、ダウンロードする。
画面の名称や配置はアプリの更新などで変わる場合があります。操作の基本はGoogle公式のオフライン地図の説明でも確認できます。ダウンロード前の範囲調整で、使う保存容量も変わります。
3.「開始した」ではなく「保存できた」を確認する
「オフライン マップ」の一覧を開き、ダウンロードが終わった地図があることを確認します。有効期限や更新の表示も見ておき、期限が近い場合は出発前に更新してください。地図には期限があり、保存したまま永久に使えるわけではありません。
機内モード+Wi-Fiオフで、出発前テスト
ここからは、準備した地図を確かめるためのチェック手順です。自宅などで、短時間連絡を受けられなくても差し支えないときに行ってください。現地の道路状況やGPSの受信状態を再現するテストではありません。
- 通信を切る。機内モードをオンにし、スマホの設定画面でWi-Fiもオフになっていることを確認します。モバイル回線にも接続していない状態で試します。
- 地図を開き直す。Googleマップで保存したハワイのエリアを開き、ホテルや空港の周辺を拡大・縮小します。必要な場所と周辺の道路が見えるかを確認します。
- 車の案内に使う人は、ルート表示も試す。保存範囲内のハワイの2地点を、出発地と目的地に指定して「車」で検索します。日本の現在地からハワイへの経路ではなく、現地で移動する区間を選びます。ここではルートの表示を確認するだけで、実際に移動する必要はありません。
- 終わったら接続を戻す。機内モードを解除し、Wi-Fiなどをテスト前の状態に戻します。普段の通信ができることも確認します。
機内モードの表示だけでは、Wi-Fiが切れているとは限りません。機内モード中もWi-Fiを使えるためです。Appleの説明、Google Pixelの説明を参考に、実際の設定を確認してください。
このテストが通っても、全ての移動や緊急時の連絡を地図に任せられるわけではありません。ホテルの名前と住所は、紙や通信なしで開けるメモにも控えておくと、地図を見失ったときに確認できます。
うまくいかないときの確認表
| 困ったこと | 先に確認すること |
|---|---|
| 必要な場所の地図が見えない | 一度オンラインに戻し、保存の完了・範囲・期限を確認。足りないエリアは追加で保存します。 |
| 車のルートが表示されない | 出発地が日本の現在地になっていないか、現地の2地点と途中のエリアが保存範囲に入っているかを確認します。 |
| 徒歩やバスのルートが出ない | オフライン機能の制限です。地図を保存し直しても、その制限は変わりません。必要な経路は通信できるときに確認します。 |
表示できない原因は端末やアプリの状態にもよります。この確認表だけで直らない場合は、通信できる状態で上記のGoogle公式ヘルプを確認してください。地図のテストのために、eSIMを削除したり、ネットワーク設定全体をリセットしたりする必要はありません。
出発前の最終チェック
- 滞在する島と、必要な移動範囲の地図を保存した。
- ダウンロードの完了と有効期限を確認した。
- 機内モードとWi-Fiオフの状態で、必要な地図を開けた。
- 車の案内に使う場合は、現地の2地点でルート表示を試した。
- ホテルの名前・住所を、通信なしで見られる形で控えた。
- テスト後、通信設定を元に戻した。
まずは、今あるGoogleマップの機能でできる地図の準備を済ませましょう。この記事の手順に、有料の地図サービスを追加する必要はありません。
一方、同行者へのメッセージや配車の予約、最新の交通情報の確認などは、地図の保存とは別の話です。旅行中に何をオンラインで使いたいかを整理してから、ハワイで使うWi-FiとeSIMの選び方を確認すると、必要な通信手段を考えやすくなります。すでにWi-Fiルーターを借りる予定なら、レンタルWi-Fiの比較記事も参考にしてください。